導入
個人向け国債について調べていると、「安全」「元本割れしない」といった情報はすぐに見つかります。
一方で、実際の購入画面の仕様については、意外と詳しく書かれていません。
私自身、ゆうちょダイレクトを使って個人向け国債(変動10年)を購入しましたが、そこで「事前に知っておきたかった」と感じた点がありました。
この記事では、購入前に最低限知っておくべき1つの注意点を整理します。
結論
結論から言うと、ゆうちょダイレクトでは「国債を複数口に分けて購入する指定」ができません。
中途換金の可能性を考えている人にとっては、この仕様は事前に把握しておいた方が安心です。
理由
この点に注意した方がいい理由は、主に3つあります。
理由①:一部だけ換金する判断ができない
一度に購入した金額は、1つのまとまりとして管理されます。
そのため、「一部だけ換金する」という柔軟な対応ができません。
理由②:中途換金にはペナルティがある
個人向け国債は途中換金が可能ですが、直前2回分の利子相当額が差し引かれます。
金額が大きいほど、心理的にも判断しづらくなります。
理由③:「分けて買う前提」が崩れると判断が変わる
「3口に分けて持つつもりだった」場合、購入金額や方法を見直す必要が出てきます。
実体験
私自身は、中途換金時の影響を抑えるため、3口程度に分けて購入する想定でした。
しかし、ゆうちょダイレクトの購入画面では金額指定のみで、口数の指定はできません。
この仕様を理解した時点で、
- この金額を一括で拘束して問題ないか
- 将来の資金用途が変わったらどうするか
を改めて考え、購入方法を見直す判断をしました。
利回りではなく、「資金の動かしやすさ」を優先した形です。
ゆうちょダイレクトで国債を買う場合の位置づけ
今回の内容を踏まえると、ゆうちょダイレクトでの国債購入は、
- 管理をシンプルにしたい人
- 長期間使う予定のない資金で考えている人
には、分かりやすい選択肢です。
一方で、
- 一部だけ柔軟に使う可能性がある
- 生活防衛資金と近いお金を使う
という場合は、購入金額やタイミングを慎重に考える余地があります。
向いている人/向いていない人
向いている人
- 10年近く使う予定のない資金がある
- 国債を「安全資産」と割り切って持ちたい
- ゆうちょダイレクトで完結させたい
向いていない人
- 資金を部分的に換金する可能性がある
- 購入後の柔軟性を重視したい
- 「念のため使えるお金」で検討している
判断するためにやっておきたいこと
国債を検討する前に、
- そのお金は いつ使う可能性があるのか
- 生活費・予備費と明確に分けられているか
を、一度整理しておくと判断しやすくなります。
(※ 家計管理アプリや簡単なメモでも十分です)
まとめ
- ゆうちょダイレクトでは
国債を口数指定で分けて購入できない - 中途換金ペナルティを考えると
購入金額の考え方が重要 - 利回りより
資金の性格に合っているかで判断する
無理に今決める必要はありません。
「今回は見送る」という判断も、十分に合理的です。