学校事務の仕事は、多岐にわたる業務を効率よくこなすために幅広い知識とスキルが求められます。
そこで今回は、学校事務の現場で役立つおすすめの書籍を5冊厳選してご紹介します。
これから学校事務の仕事に携わる方や、もっとスキルアップしたい方の参考になれば幸いです。
選定基準について
今回ご紹介する書籍は、以下のポイントを基準に選びました。
- 実務にすぐ役立つ具体的な内容であること
- わかりやすい解説や図解が豊富であること
- 学校事務の基礎から応用までカバーしていること
- 初心者から中級者の方におすすめできる内容であること
学校事務に役立つ本ベスト5
「図解でわかる はじめての学校法人会計」
著者: 岡部雅人 / 出版社:清文社 / 発売年:2025年
学校法人に関わる会計実務について、複式簿記の基礎から「資金収支と事業活動収支の違い」「基本金」など学校法人会計独自の概念まで、おさえておきたい知識を網羅。新しく学校法人会計に携わる管理職や新任職員を対象に、学校法人会計の基礎知識をわかりやすく解説。

簿記を学んで、その知識で学校法人会計を行うと違和感があります。
資金収支や基本金など、「?」が付くことがあります。
この独自の概念を押さえるために、読む価値はあります!
「わかる・使える学校法人会計テキスト」
著者:杉野 泰雄 / 出版社: 中央経済社 / 発売年:2021年
校法人特有の会計処理や決算のポイントをわかりやすく解説しています。
制度改正にも対応しており、会計担当者には必携の一冊です。



この書籍も実務担当者、それも経験の浅い方の「教科書」となるよう、わかりやすい図表と具体的な仕訳例を示してあります。
さらに、税制や助成制度にもフォーカスしており、「この本さえあればひとりで学校の決算ができる!」を目標とされているとおりの書籍です。
「給与計算実務能力検定2級公式テキスト」
著者:一般社団法人実務能力開発支援協会 / 出版社:日本能率協会マネジメントセンター / 発売年:2025年
「2級」の公式テキストとして、2025年4月から適用される保険料率や諸制度の最新情報などについても言及した2025年度の最新版です。
要点を押さえた本文解説と給与計算の事例をもとにした演習問題を収録し、給与計算実務の未経験者にも、給与計算の基礎と実務の基本を学べる構成となっています。



どうせ勉強するなら「検定を受ける!」という目標をもって勉強するとモチベーションが続き、知識も体系的に得ることができました。
「MOS Excel 365&2019 対策テキスト&問題集」
著者:富士通エフ・オー・エム / 出版社:FOM出版 / 発売年:2020年
MOS試験の内容を1冊ですべてカバーでき、実戦力を養うことのできる万全のテキストです。
独学でもわかりやすく、試験合格に最適な書籍です。



この書籍も給与計算と同じく、どうせなら資格取得を目標にモチベーションを維持しつつ、Excelを学ぶことを目標としました。
独学でも十分可能ですが、より早く学びたい方は別に講座を受けることもいいと思います。
「大学職員のリアル」
著者:倉部 史記 / 出版社:中央公論新社 / 発売年:2023年
少子化である中、業界そのものが将来不安であり、数少ない生徒を学校同士が取り合いとなっている現状。
また、大学職員は「年収一千万円以上で仕事も楽勝」と噂の人気職だが、、、
大学職員になりたい人、続けていきたい人、辞めようかどうか迷っている職員のための必読書。



私は中学高校の職員ですが、悩みや不安の共通点は多数ありました。
この業界に入りたい方は一度読んでおいていいと思います。
そこにはあなたが見えていなかった現実が・・・(-_-;)
まとめ
学校事務は多様な業務に対応しなければならず、常に学び続ける姿勢が大切です。
今回紹介した書籍は、基礎知識の習得から効率化、法律理解、コミュニケーション術まで幅広く役立つ内容ばかりです。
ぜひ気になる本を手に取って、日々の業務改善やスキルアップに役立ててください。

