転職は、若い人がするものだと思っていた。
安定した職場がある。
家族もいる。
今さら動くことなんて、考えていなかった。
でも、じわじわと、限界が近づいていた。
40代前半という年齢で、はじめて本気で転職を考えることになった。
この記事では、そのときに感じた不安と、実際に動いてみてわかったことを、正直に書く。
転職なんて、考えていなかった
学校法人に勤めて、10年以上が経つ。
仕事のリズムはできていた。
まぁ、収入も安定している。
でも、ふとした瞬間に思うことがあった。
「このまま定年まで、ここにいるのかな。」
答えは出なかった。
でも、その問いが、頭の片すみに居続けていた。
私はこんな人間です
少し自己紹介をしておく。
- 学校法人勤務(1社しか経験がない)
- 40代前半、妻と子ども2人
- 転職経験は一度もなし
- 安定が好きで、リスクを取るのが怖いタイプ
どこにでもいる、普通の会社員に近い存在だ。
「転職」が自分ごとになるなんて、まったく思っていなかった。
転職を考え始めたきっかけ
きっかけは、3年前に遡る。
ある先輩職員がいた。自分では動かない。でも口は出す。
自分に仕事がかかってこないよう、上司を経由して他の職員に指示を出す。
うまいやり方だと思う、悔しいけど。
その上司(部長)も問題だった。
先輩職員に言われるがままだ。
指示を通すだけ。
それが管理職の仕事だと思っているのか、ずっと疑問だった。
もう一人の上司(次長)は、毎日早めに帰る。
事情があるのはわかる。
でも「自分で判断する」ということをしない。
何か相談すると、「部長に聞いておいて」と逆に言われる。
あなたの上司としての存在意義はなんですか。
そう聞きたくなった。でも、言えなかった。
そういう上司たちを見ているせいか、職場全体もそうなっていった。
何かあれば、誰かのせいにする。「おれは関係ない」と言わんばかりの空気が当たり前になっていった。
定時までネットを眺めて、疲れた顔で帰る。
そういう毎日が続いた。
3年間、それを見続けた。
ある日、ふっと力が抜けた。疲れた、というより、冷めた。
「もう、ここにいても変わらない。」
そう思ったとき、はじめて転職が頭をよぎった。
40代前半で転職って、正直どうなの? ── 3つの不安
動こうと思ったけど、不安だらけだった。
不安① 年齢的に不利じゃないか
40代で転職市場に出ても、相手にされないんじゃないか。
若い人と並んだとき、選ばれるのか。
これが、一番大きな不安だった。
不安② 収入が下がるんじゃないか
家族がいる以上、収入は守らなければいけない。
転職=年収ダウン、というイメージが強くて、踏み出せなかった。
不安③ 家族になんと言えばいいか
妻に「転職したい」と伝えたら、どう思われるか。
「今さら何を言っているの」と思われないか。
いろんな不安が、頭をぐるぐるしていた。
エージェントに相談してみた
不安だらけのまま、まず「相談だけ」してみることにした。
使ったのはリクルートエージェント。国内最大手で、転職支援の実績が一番多い。「よくわからないなら大手に頼もう」というシンプルな判断だった。
登録は、10分もかからなかった。
担当者と話して、驚いたことがある。
「40代前半は、十分に転職市場で戦えます。経験年数と専門性を持った方は、ニーズが高い。」
正直、そんなに甘くないと思っていた。
でも、根拠を持って言ってもらえると、少し気が楽になった。
動いてみてわかったこと
エージェントに相談して、3つのことがわかった。
① 40代の転職市場は、思ったより広い
即戦力を求める企業は、経験値の高い40代を歓迎する。年齢がハンデになる場面もあるが、強みになる場面もある。
② 「相談するだけ」でも、価値がある
転職するかどうかは、後から決めればいい。今の自分の市場価値を知るだけでも、十分に意味がある。
③ 動き始めると、選択肢が見えてくる
「このままでいいのか」という漠然とした不安は、情報を得ることで、具体的な「判断」に変わる。
まとめ ── 迷っているなら、まず相談だけしてみてほしい
職場の人間関係に疲れた。
上司への不信感が積み重なった。
そういう気持ちを、弱さだと思っていた。
でも、それは弱さじゃない。
ちゃんと向き合っているから、疲れるんだと思う。
40代で転職を考えることは、おかしくない。
「今さら」でも、「遅すぎる」ことはない。
私自身、まだ転職するかどうかは決めていない。
でも、動いてみてよかったと思っている。
選択肢を知ることで、「このまま続ける」という選択にも、自信が持てるようになったから。
ただ、一つだけ。
エージェントに相談する前に、まず家族にも話してほしい。
転職は、自分だけの問題じゃない。収入が変わる可能性もある。
生活が変わる可能性もある。
そういう話は、パートナーと共有しておく方がいい。
私も、妻には早めに話した。
反対されるかと思ったが、意外と冷静に聞いてくれた。
「まず話を聞くだけでしょ」と言ってくれたことが、背中を押してくれた。
一人で抱えなくていい。
家族に話してから、エージェントに相談する。その順番がいいと思う。
迷っているなら、まず相談だけしてみてほしい。
登録は無料で、10分もかからない。